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2023.07.13
2023年8月度の郷土料理
2023年8月度の郷土料理は、
台湾の「台湾麺線麺にゅうめん」で、8月8日(火曜日)です。
沖縄県の「もずく丼」で、8月24日(木曜日)です。
●「台湾麺線麺にゅうめん」
台湾の伝統的な料理であり、台湾独自の細い麺をカツオをベースにしたとろみ出汁で煮込み、牡蠣やホルモンなどを具とした麺料理です。とろみ出汁にはカツオのほか、牡蠣や豚骨をベースに加えることもあり、醤油で味付けされています。
台湾では災いを祓う際や誕生日などに食されるそうです。これは中国本土から台湾に移住してきた福建人の風習が元のようで、道教由来であると言われています。豚足は「災いを蹴り飛ばす」、細い麺は「細く長く生きる」=「長寿」を意味するとされ、古くは食する前に「火を跨ぐ」といったような動作をするのが正式な作法でもあったそうですよ。
●「もずく丼」
「もずく丼」は、肉や野菜の具材とともに「もずく」を炒め、ご飯の上に乗せたものです。ショウガの搾り汁を加えて海藻独特の臭みを抑え、甘辛風味に仕上げてあるので老若男女問わず好まれています。学校給食で人気となったことから県民に広く知られ、現在では家庭でも作られるようになりました。 スーパーなどで手軽に手に入る「もずく」は、ミネラルやビタミンが豊富で肌の保湿を高め、抗酸化作用を持つフコイダンを含むため、美容や健康に良い食材とされています。沖縄県は収穫量が最も多く、その量は1万5000トン以上(平成25年 農林水産省「海面漁業生産統計調査」)と全国の生産量の99%を占めています。昭和50年ごろから「もずく」の養殖にも着手しており、そのほとんどが「オキナワモズク」という種類で、食感がよく、コシがあるため、さまざまな料理に使われています。三杯酢を合わせた「もずく酢」として食べられるのがポピュラーですが、沖縄県の学校給食では、「もずく丼」が大人気だそうです!