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新着情報

2024.07.11

2024年8月度の郷土料理

2024年8月度の郷土料理は、
沖縄県の「フーチャンプル」で、8月8日(木曜日)です。
埼玉県の「冷汁うどん」で、8月23日(金曜日)です。 

●「フーチャンプル」

フーチャンプルは、沖縄の郷土料理の一つです。
「フー」とは車麩のことで、 チャンプルは「ごちゃ混ぜ」を意味する沖縄の方言で、豆腐や野菜などを混ぜ合わせて炒めた料理のことを、このように呼びます。
家庭料理のため発祥はわかっていませんが、料理研究家の新島正子氏は「婦人たちの知恵が、しらずしらずのうちに生み出した料理」として、短時間で出来上がる沖縄の誇るべき庶民料理と評しています。また、チャンプルは、手早く簡単に調理できるだけではなく、島豆腐の植物性タンパク質と野菜の食物繊維を合わせ、豚脂など油で炒めることで脂溶性ビタミンがとれるので栄養的にも理にかなっていることが沖縄県外からも評価されてます。今では沖縄料理店・食堂でも人気メニューのひとつとなっています!

 

●「冷汁うどん」

それぞれの地域でとれる野菜や魚を使い、日本各地様々な場所で独自に発展してきた郷土食「冷や汁」!
中でも埼玉の「冷や汁」は、稲作の裏作として小麦の栽培が広く行われた“うどん文化”のある土地ならではの、うどんのつけ汁として食べられてきました。
かつて農作業は手作業が基本だったため、稲作を行う農家では田植えから収穫までの時期はとても忙しく、朝から日暮れまで時間を惜しんで作業に明け暮れていました。農繁期に作るのに手間がかからず、栄養もある「冷や汁」は重宝されてきました。
四方を川に囲まれ、肥沃な土地を持つ川島町では、古くから稲作が盛んで、「冷や汁」のことを「すったて」と呼び、農家の定番の食でした。「すったて」とは、野菜などの具材をすりばちですり、「すりたて」を食べていたことに由来します。「冷やし汁」「つったて」とも呼ばれ、収穫したばかりの野菜と、冷たい水を使い仕上げる「冷や汁」は、夏の炎天下で農作業をする人々から親しまれていた料理です。タンパク質が豊富で塩分も補給できるみそで味付けし、キュウリや大葉、ミョウガといった夏野菜を加えることで、食の進まない暑い日でもさっぱりと食べられますよ😋

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